審美歯科知識

オールセラミックの色(シェード)の決め方

オールセラミックの治療をするうえで、皆さんが第一に気になるのは『色』だと思います。

すでに治療の経験がある方はご存知だと思いますが、オールセラミックの歯はホワイトニングを行っても、白くはなりません。
ホワイトニングは天然歯にしか効果が出ないのです。
ということは、一度装着したオールセラミックの歯は、取り外さない限り、色を変えることは出来ないことになります。

今回は、後悔しないオールセラミックの歯の色の選び方のアドバイスを出来たらと思います。

天然歯に合わせるかそれよりも白くするか

まず以下の二点を、じっくり考えていただきたいというのがあります。

① どこまで白い歯を被せたいのか?
② 事前にホワイトニングを行い、自身の歯の色のベースをより白くするのか?(ホワイトニング後の歯の白さに合わせた色にするのか?)

①と②はほぼ同じことですが、この二点が色を選ぶうえで本当に大事になります。

初めに述べたように、一度被せてしまうと、被せ替えない事には色を変えることは出来ません。

①と②がブレていてはっきりしない事には、いくら白いきれいな歯を被せたとしても、後々後悔が
生まれる可能性が高くなります。

・周りの天然歯と同じくらいの白さがいいのか
・オールセラミックの箇所だけより白くしたいのか
・周りの天然歯を事前にホワイトニングを行い、それに合わせて白くしたいのか。

という選択肢になってきます。

シェードテイキングとシェードガイド


オールセラミックの色を選ぶことを、『シェードテイキング』といいますが、その際に使う色の見本が『シェードガイド』というものです。

一般的にはご自身の歯の色と比べながら、シェードガイドの色見本の中から色を選んでいきます。

基本的には歯科医の先生も一緒に見てくれますので、相談しながら決めるのがベストです。

シェードガイドの色の区分

シェードガイドにも色々な種類がありますが、良く使われるのが『VITA(ビタ)』というシェードガイドになります。
世界中で使用されており、弊社でもこのVITAを使用してます。
シェードガイドやVITAなどと言われても、何のことだか?という方もいらっしゃると思いますので、少しだけこのVITAのシェードガイドについてご説明したいと思います。

VITAのシェードガイドの中には16種類の色見本があります。その中には、ABCDと大きく4つの色のタイプがあります。
その4つのタイプの中で、さらに色の濃さによって4種類程度の彩度に分けられています。

Aタイプ


赤茶色がベースになっている色味です。ピンクやオレンジがかった色とも表現されます。
AのグループはA1・A2・A3・A3.5・A4
Aタイプのみ、5つ分かれています。

Bタイプ


赤黄色がベースなっている色味です。ほんの少し黄色味を帯びた色です。
BのグループはB1・B2・B3・B4

Cタイプ


グレーがベースになっている色味。
CのグループはC1・C2・C3・C4

Dタイプ


は赤灰色がベースになっている色味。一見Cタイプと少し似てますが、Cタイプよりグレーが薄い感じです。
DのグループはD2・D3・D4
Dグループは3段階しかありません。

シェードガイドの明るい順番

明るい色(より白い色)から暗い色を順に表すと、おおよそのこうな順番になります。
※色の系統によって違うため、人によっては感じ方が違うかもしれません。

B1→A1→B2→D2→A2→C1→C2→D3→A3→D4→B3→A3.5→B4→C3→A4→C4
明             →            暗

B1が一番明るくてC4が一番暗いという感じです。

みんなが選ぶ人気色は

治療を受けられた方で、人気が高いと感じるのがA1B1です。
A1やB1は実際に見ていただくと分かるんですが、本当に自然な白い歯という風に感じられる白さです。
個人的にはA1は若干黄色っぽい白、B1は少しブルーがかった白のように見えます。(私の目の錯覚かもしれませんが。。。笑)

そもそも日本人の歯は、黄色やオレンジ系統の人が多いと言われていますのA1やB1(特にAのグループ)が合うんですね。
日本人の歯が黄色っぽい理由は、エナメル質が薄く象牙質の色が透けるからなんです。
逆に白人の方は、エナメル質が分厚いので中の象牙質が透けて見えないので白っぽく見えます。

そして若い時は乳褐色、歳を重ねるにつれ歯の明度(透明感)などが下がっていきます。
人間の目は、明度を敏感に感じ取るので、明度をご自身の歯とより近いものにすると違和感が少なくなります。

そして歯の色は、外の光で見た時とライトの光の下では、色の見え方が違うことがあります。 例えば、白熱灯の下だと白くて明るい歯に見えていたのに、外の太陽の光にあたると、黄ばんで見えることがあるんです。

ライトが白熱灯の歯医者さんだと、本当の色味が分かりにくいかもしれません。
窓があって自然な外の光が入ってくる歯医者さんだと色味が分かりやすく完成した人工歯の色が想像しやすいかもしれません。
その辺は歯医者さんも考えてアドバイスをくれますので、気になる場合は、シェードテイキングの際に、ご相談されてみて下さい。

それと併せて、あまりに周りの歯と色がかけ離れていたり白過ぎたりすると明らかに不自然ですが、自分で決めるのが難しいなと思う際は、素直に歯医者さんに相談することをおすすめします。。

シェードテイキングのコツ

もし、周りの歯の色に合わせる場合は、近い色を選択していきますが、オールセラミック以外の残りの天然歯が全て同じ色とは限りませんのでどの色に合わせるのかはしっかりと医師と相談してください。

今の色よりも白くするのであれば、どの程度白くするのかは考えたほうが良いです。
周りの歯を白くしないのであれば、周りの色に合わせるのが一番ですが、もし多少なり白くしたいのであれば1〜2段階程度白くとどめて置いたほうが良いです。

ホワイトニングを同時に行うのであれば、希望どおり白くなるまでホワイトニングをして、それに合わせて色を決めていくのがいいでしょう。
ただ、ホワイトニングをしてそれに合わせた場合は、そのホワイトニングした歯は今後も定期的にホワイトニングしなければならないことをご注意下さい。

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